25歳海外駐在員の暗号通貨ルポ

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25歳の東南アジア某国に居住する駐在員。Bitcoinなどの暗号通貨をメインに、英語や駐在生活に関して情報発信中。

USCPA どちらがBond Premium? 償却方法は?

USCPAの第1章で出てくるような問題ですが、発行されたBondがPremiumで発行されているか、Discountで発行されているかを問う問題があります。また、そのときに償却が問題となることもありますが、初学者にはいまいち理解が難しかったりします。

 

そこで、今日はBondについて、まとめます。

 

Premium Bondとは

Premium Bondというのは、Bondの券面価格よりも高い金額で取引がされたBondのことを指します。例えば、Par Valueが1000ドルのものを,at 101すなわち1010ドルで取引している場合は、10ドル分がPremiumとみなされてPremium Bondと呼ばれるわけです。なぜこのような事態が発生するかというと、券面金利と実際のマーケットでの金利が乖離することで発生します。

 

例えば券面金利が5%、市場金利が4%の場合(両方ともリスクプレミアムを織り込み済みであると仮定)、市場金利よりも高い額で取引されているBondにはより高い金額を支払ってもよいと投資家は考えます。当然券面価格(Issued Principal)と券面金利は操作できないので、唯一操作できる市場での取引価格を調整して、券面価格よりも高いPrincipal (元本)で調達することで市場金利と券面金利の差額を調整しようとします。

 

償却方法

まず償却とは何をしているかというと、「元本を金利に変換する作業」だといえます。

 

順を追ってみていきましょう。

まず、市場金利と券面金利の差額はPrincipalでBond発行時(購入時)には調整してしまいました。しかし、上で見たとおり実質的には「受取金利の減額」にあたるので、会計上は金利が発生するBondの償還期間にわたって償却することが求められます。つまり、Carrying Value (会計上現在計上している元本相当額)を券面価格までだんだんと戻していく必要があります。今の説明は元本サイドからの説明ですが、金利側から説明すると、受け取った金利から償却された金利分を差し引いて会計上計上する必要があります。

 

償却方法には毎期同額を計上するStraight-Line AmortizationとEffective Interest Amortizationの2種類があります。USCPAでは日本基準同様Effective Interest Amortizationが原則的な会計基準とみなされています。

 

具体的な計算は簡単で、

CV (Carrying Value) ✖️ Yield

です。つまり、現在会計上計上している元本に実質金利を掛け合わせた金額をEffective Interestとして算出します。この計算した額と券面価格✖️券面金利の差額をBonds (元本)として計上して毎期調整していき、償却時に実際の受取元本と会計上計上している元本差額から

 

まとめると以下の通りです。見てわかるかと思いますが、実際の受け取りキャッシュからInterestを減額しているのがわかるかと思います。

 (Debit)

Cash XXX

(Credit)

Bond XX

Interest XX

まとめ

最初にも書きましたが、Bondの償却のポイントは余分に計上されている元本を、償却期間にわたって金利に変換することで、元本を券面価格まで戻してあげるということです。

 

ちなみに、Premium Bondというものがありますが、これはBond Premiumとは全くの別物です。Premium Bondとは主にイギリスやカナダで発行されることがあるBondで、無利子であることと引き換えに、宝くじがついているBondのことを指します。

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