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海外駐在員の投資について

海外駐在員になってからの悩み。それは日本で投資が継続できないことでした。ここで投資といっているのは、ネット証券会社を通した株式投資のことを指しています。

 

法律上は申告などを正しく行えば問題がないようですが、証券会社内の自己規制として国外居住者(もちろん日本の非居住者となった海外駐在員を含む)については、新規株式取引はもちろんのこと、既存株式の保持も認めていないようです。

理由は税金の申告面がやっかいなようで、基本的には国内源泉所得となり課税対象になりますが、租税条約の有無などにより扱いが異なるため、業務上の手間やリスクをおそれて株式取引を全面禁止にしているのが現状のようです。

No.1936 海外転勤中に株式を譲渡した場合|所得税|国税庁

 

とはいえ、これまでは住所を実家などにして取引をしている人もいたようですが(念のためで申し置きしておくと、私はしていませんよ笑)、来年(2017年)からCRSの導入により証券会社は口座保有者の居住国の特定義務が生じるようになったため、ごまかしが効きづらくなることが想定されます。

マイナンバー制度も導入されていることから、少なくとも自己名義での取引は今後完全に不可能となることが想定されます。

http://www.nta.go.jp/sonota/kokusai/crs/pdf/02.pdf

https://海外送金税金.com/blogs/commentary/共通報告基準(crs)に基づく自動的情報交換の動/

 

個人的には海外在住でも取引できるように、証券会社には頑張ってスキームを考えてほしいものです。。。

 

代替手段として、海外の証券口座を開く、現地の定期預金口座を開設する(東南アジアの新興国インドネシア、マレーシアなど)であれば利率3%以上)などいくつか方法はあるかと思いますので、アップデートしていきます。

 

海外駐在時の投資に関して、税制面のまとめはこちら。

cryptocoin.hatenablog.com

 

インドネシアでのBitcoin投資については、こちらの記事もどうぞ。

cryptocoin.hatenablog.com